伊勢絽刺し
彩いちについて
1300年続く日本の伝統文化を、
伊勢の地で育む--
「伊勢絽刺し」とは
伊勢志摩を中心に活動する絽刺し作家、西川佐恵子を代表とする絽刺しグループ「彩いち」が、神都伊勢を拠点に創作活動をする中で、伊勢志摩地方の色を加味した絽刺し文化を紡いでいきたいとの想いから立ち上げたのが「伊勢絽刺し」です。
『伊勢絽刺し彩いち』は、伝統の海女文化である貝紫染の生糸を刺し経年変化を楽しめる作品を創作したり、オリジナル図案の開発、新しい絽刺し作品への取り組みなど積極的に取り組んでおります。
伝統文化の継承と発展を求めて
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「彩いち」のはじまり
作家西川佐恵子が「生涯打ち込めるもの」をと模索する中で出会ったのが絽刺しでした。その後、一冊の本を頼りに独学で幾何学模様を刺すうちに、絽刺しの魅力にどんどん惹かれていきました。
京都愛彩会に入会し、原文世先生に師事したことで、絽刺しの世界がより大きく深く広がりました。
伝統の絽刺し文化を多くの方に知っていただきたいとの想いから、後継者の育成、教室・体験・作品展の開催に努めています。 -
伊勢志摩伝統の「貝紫染め」
伊勢志摩地方に伝わる海女の文化として磯着や磯具にアカニシ貝やイボニシ貝のパープル腺液で星形セーマン、格子状のドーマンを描き、安全を祈願する為に使っていた腺液を原料とし、化学染料を使用せずに糸を染めています。